栃木 日光東照宮4
2003年4月
神輿舎
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陽明門から入ってすぐの所にある「神輿舎」には、おみこしが納められています。おみこしと言っても人間が乗る御輿とは違って、神となった家康公が乗る神輿です。3つ並んでいて真ん中が家康公のもの、向かって右が豊臣秀吉公、左が源頼朝卿のものです。ちなみに写真は撮れませんでしたが天井には「天女舞楽の図」があり、日本一美しい天女の絵だそうです。 |
国宝「唐 門」
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この唐門は当時から今現在まで通過する人を制限しています。つまり、昔も今もそれなりの人しか通れません。何と言っても両側に彫ってある昇り龍(左)と降り龍(右)が印象的に目に焼き付きます。間口3m、奥行き2m、全体が胡粉で白く塗られており、上には支那の聖賢の故事を主題にした彫刻を飾っていますが、いずれも一本の木のくり彫りとなっています。下の写真は「舜帝朝見の儀」の部分のアップです。古代中国の伝説上の皇帝、舜帝が残した「内平外成」の言葉から平成の元号が選ばれました。他に「竹林の七賢人」、「浪乗りの兎」などの彫刻があります。 |
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国宝「眠り猫」
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東回廊の奥社参道入り口にある、左甚五郎作「眠り猫」です。通常の猫の彫刻は獲物を狙っていたり殺生ものが多く、眠っているのは珍しいそうです。裏に雀が彫ってあり(未確認)、猫との共存という意味で争いのない平和を現しているとも言われます。 |
陽明門から唐門へ、そして眠り猫、このあたりが日光東照宮の一番の盛りあがりどころでしょう。あー来て良かったーという感想がこの辺で出てくるようです。この写真を撮るのにも順番待ちみたいな感じでした。さて、先はまだ続きます。 |
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