栃木 日光東照宮1
2003年4月
<表参道> |
今回のGW東北旅行の目的は、ここ「日光東照宮」でした。朝8時過ぎに駐車場に着いた時にはまだ数えるくらいしか停まっていませんでした。駐車場から少し階段を上がったところに受け付けがあって、1300円でチケットを購入すると表参道を進んでいくのでした。
「日光山に小さな堂を建てて、自分を神としてまつること。自分は、日本の平和の守り神(八州の鎮守)となる」という家康公の遺言によって建てられた小さな堂は、三代将軍家光公によって絢爛豪華な社殿に建てかえられました。 |
まだ人が少ない表参道を、山輪王寺を右に見ながら真っ直ぐに進んで行くと一ノ鳥居があります。石で作られた鳥居としては日本最大で、京都の八坂神社と鎌倉八幡宮のものと合わせて日本三大鳥居と呼ばれているそうです。真ん中の「東照大権現」の額は後水尾天皇が書いたもので畳一枚分の大きさだそうです。
この鳥居の下に十段くらいの階段がありますが、上の段ほど幅と高さが小さくなっていて、遠近法によってより高く見せています。 |
<重要文化財・一ノ鳥居> |
<重要文化財・五重塔> |
この五重塔は一ノ鳥居の左手にあります。若狭の小浜藩主、酒井忠勝の寄進によるもので、高さ36m。内部は吹き抜けになっていて上から心柱が吊り下げられ、その下は10pほど浮いているのだそうです。何でも耐震耐風設計で、更に木材の変形にも耐えるようになっているらしい。最下層の動物彫刻は十二支を表しています。 |
<五重塔の彫刻> |
<重要文化財・表門> |
<表門の仁王像> |
<表門の仁王像> |
表門でチケットを見せ、中に入ります。と言うことはここまでなら無料で見れるのだろうか(あたりまえか)。4mの仁王像が迎えてくれます。「阿吽」の仁王像です。向かって右が口を開けた阿形像、左が口を結んだ吽形像。阿吽の「阿」は口を開くときに最初に出てくる音で始まりを表し、「吽」は口を閉じた最後の音で終わりを表します。この二字で全ての事柄の成り立ちを集約する考えらしいです。昔は仁王門と呼ばれていたそうです。 |
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